親子の縁

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「子供は親を選べない」とよく言われますが、子供は親を選んでいます。

「生まれる前の計画」のページで、自分で人生のシナリオを描いて、それにふさわしいキャスティングしていると書きました。殆どの人が、自分を育ててくれるよう、親になる予定の人にお願いしています。

私の話になりますが、私が幼い頃の父は酒乱で、DVもあり、父母の仲、母と祖母の仲が悪く、喧嘩の絶えない暗い家庭でした。そのため、父に対しては不信感がかなりありました。

20代半ばのある時、神秘体験をしました。母親には感謝できるけど、父親には感謝できないと固く思っていたんです。そうすると、誰もいないのに声が聞こえてきて、「何を言ってるんだ!お父さんはあなたを鍛えるために、わざわざ泥をかぶってくれたんだぞ!!」とものすごく叱られました。

そう言われても「いやいや、そんなはずがない」と内心抵抗していたんですが、そのあと、自分が生まれてからそれまでの父に愛されていたシーンがイメージとして、サーッと流れてきました。「ああ、やっぱり愛されていたんだ!私を鍛えるために、わざわざ泥をかぶってくれていたんだ!ありがとう!」と初めて心から感謝でき、鉛のような不信感が消えていきました。

今は本当に心から感謝しています。

不思議なことにその後、父の酒乱はほとんどなくなりました。お酒は少し飲みますが。今はとても面倒見のいいおじいちゃんです。

私はたぶん、「たくさんの課題をこなして、人格を向上させるぞ!」と欲張って計画してきたのだと思います。その中で、家庭環境が厳しいものになるよう設定し、両親に泥をかぶってくれるよう、私自身がお願いしたのだと思います。

親子の縁も人によってそれぞれ意味合いが違います。前世、前々世と縁のある関係なのが殆どみたいです。

前世では親子関係がうまくいかなかったので、もう一度同じ関係でやってみようということもあれば、親と子の立場を逆にしてやってみようということもあります。

またお互いに、尊敬しあっていて、こういう事業で世の中の役に立とうと志を同じくする親子もいます。

どんなことを課題とするかによって、親子の組み合わせも変わってきますが、どの組み合わせになっても、それぞれ、意味があるということですね。(*^^*)

世の中には、親子の軋轢で悩んでいる方も沢山おられるでしょう。でも、親子や兄弟、夫婦といった家族関係の中に課題がある方が殆どです。今世の課題は今世でクリアしないと、また来世に持ち越しになります。

学校の試験で合格点がもらえなかったら、追試を受けないといけないのと、とても似ています。

これを知っていれば、頑張って今世、この課題をクリアしようと思いませんか?

課題に取り組むのは大変だと思います。私もよくわかります。でも、ちょっとイメージしてみてください。

あなたは、生まれる前に親子になる約束をしています。そしてお母さんは、この世であなたを受け入れるために、出産するだけでも、死ぬほどの痛みを味わっています。お父さんはあなたを育てるために、職場で嫌なことがあっても我慢して、お金を稼いでくれています。親に対する不足はいろいろあると思いますが、親がいなかったら、あなたはこの世に存在しません。

生まれる前に、「ともに頑張ろう!」と約束してきた存在なんですよ。ちょっと感謝の気持ちが出てきたら、課題クリアに一歩前進です。(*^^*)

「ありがとう」って思えたら、その思いは届きますから、もつれている糸も少しずつほぐれていくと思います。(*^^*)

あなたの親子関係、家族関係がよくなることを心より祈念しております。(*^^*)